はまねいる 代表 髙橋 裕美 氏
心強い相談相手がいることで、安心して本業に打ち込むことができています。
髙橋 裕美 代表 (右)と松川 ゆかり 経営支援員(左)
店舗移転時のトラブルを回避
当店は、手描きのアートを施すおしゃれのためのネイルサロンとしてスタートし、現在は、スポーツ選手向けに、ケガなどを予防してパフォーマンスの向上を図るための「アスリートネイル」や、巻き爪などの爪のトラブルにも対応しています。
商工会議所に最初に伺ったのは、2015年ごろに地域振興商品券が発行されるという情報を耳にしたときです。この商品券を使うことができる加盟店になりたいと思い、窓口である商工会議所に連絡したことがきっかけで会員になりました。
その次にお世話になったのは、店舗を移転することになったときです。テナントとして入居していたビルを出る際に、管理会社から当初の契約よりも高額な請求をされ、自分自身でも納得が行かなかったのですが、どうしたら良いのかも分からずに困ってしまい、駆け込んだのが商工会議所でした。その後、専門家窓口相談で弁護士の先生に相談し、自分一人ではどうすることもできなかった問題を解決していただき、大変安心しましたし、心強い相談相手ができたことで、気持ちに余裕もできました。
手が回らない点をフォロー
窓口専門家への相談の他にも、経営支援員の松川さんが来てくださり、経営の近況などを話すことで、課題が明確になったこともあります。
以前、プロ野球選手が来店したことがあったのですが、体格が良く、当店にはその方が楽に座れるイスがありませんでした。このことから、体が大きい方でもゆったりと座れる施術用のイスの必要性を感じ、松川さんにこのお話をしたところ、「小規模事業者持続化補助金」が活用できるかもしれないと勧めてもらいました。必要書類を準備して申請することで、無事に採択され、サロンの設備を充実させることができました。このような書類の作成には慣れていなかったので、松川さんのアドバイスを受けながら、経営計画書の添削などもしていただき、申請まで安心して臨むことができました。
また、このサロンは私一人で運営しているので、事務的な仕事に十分に手が回らないことから、効率化の一環で1年前に会計ソフトを導入しました。しかし、記帳につまずくこともたびたびあり、自信が持てないときなども、専門家の先生が丁寧に教えてくださるので、気がかりなことがなくなり、大変助かっています。
普段から、アスリートネイル協会の活動で、スポーツの現場に出向いてケアを行う機会があります。将来は、それと同じ感覚で、ネイルカーを用意して、学校や介護施設のような場所に出向き、お子さんからお年寄りの方まで、男女を問わず、爪の切り方の基本やお手入れの方法を、実践を通して広めたいと考えています。そのプランを実行するときには、また商工会議所に相談に乗ってもらおうと思っています。
ネイルケアの様子。はまねいるでは、おしゃれのためのネイルを受ける女性だけではなく、爪の健康を目的とした男性客や、自身では爪切りができない高齢者などにも施術を行う。
創 業 | 2012年10月 |
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事業内容 | おしゃれネイルからアスリートネイルの施術および巻き爪などの爪のトラブルに対応。 |
所在地 | 仙台市青葉区中央1-7-39 THE GATE302 |