今こそ、東北へ！

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　東日本大震災（2011年3月11日発生)に際しましては、国内外を問わず多くの皆様からいただいた物心両面にわたる多大なるご支援に対し、心より感謝申し上げます。沿岸部を覆っていたガレキの処理は進み、一見平穏な日常が戻ってきたかのような感覚を覚えますが、被災地の住宅再建やまちづくりをはじめとした復旧・復興工事はまさにこれから正念場を迎えることになります。　震災以降、東北45商工会議所では、一貫して震災からの復興を最優先課題に掲げ、単なる復旧にはとどまらずに、新しい東北の創造を目指して奔走して参りました。東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、一部海外では誤解を受けるような報道がなされています。しかし実際には、東北でとれる農林水産物に対しては厳格な放射能検査が行われており、安全安心であるという客観的事実を多くの皆様にご理解いただけるよう正しい情報の発信が必要であると認識しております。　こうした状況の下、東北六県商工会議所連合会では、日本商工会議所の協力を得ながら、本誌を作成しました。国内外の皆様に、被災地を訪問していただくことを通して、「東北の今」を見て、食べて、泊まって、現状を肌で感じていただくことが、被災地復興の後押しとなります。また、今回のような不測の事態はどの地域でも起こり得ることです。皆様の今後の危機管理対応を考える上でも、非常に有益な情報を提供できるものと存じます。　今後の復興に向けた道のりは長く、平坦ではないと予想されることから、引き続き息の長いご支援をお願い申し上げます。皆様が東北の地を訪れていただいた際には、これまでのご支援に対する感謝の気持ちを笑顔でお伝えし、関係者一同、最高のおもてなしでお迎えする所存であります。ぜひ東北に足をお運びください。2014年6月東北六県が一致団結し、震災から立ち上がる姿をぜひともご覧ください。東北六県商工会議所連合会会長　鎌田　宏03

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