東日本大震災10年の軌跡
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記憶と経験を次代に継ぐ第10章商工会議所による復興に向けた要望・提言これからの支援の取り組み内容時期連携先・要望先方法担当部署5夏期節電キャンペーンの展開 7月、8月の平日朝9時から夜8時のピーク時間帯の電力使用を抑え、生産・製造現場および営業の最前線が電力問題で支障をきたさないよう、さらには一日も早い復興と必要な雇用確保等の足かせにならないよう、企業も家庭も一緒になって節電アクションを展開するよう啓発促進に努める。なお、過度な節電により街の安全・安心が損なわれることのないようメリハリのある取り組みを働きかけていく。節電強化月間7月〜8月の9時から20時(連携先)東北経済産業局、宮城県、仙台市、東北電力、その他共通の節電啓発ツールとして、企業用ポスター、家庭用ステッカーの配布等地域づくり6復興総決起会員大会の実施 H23年10月11日(東北電力ホール)において、震災後7カ月目の節目の日に、全会員を対象に「復興総決起大会』〔第一部復興の動き・復興計画 第二部記念講演会〕を開催し、これを契機に会員の復興の歩みを推進する。10月開催管理7雇用促進の支援①雇用調整助成金や失業給付手続きの相談窓口の開設(随時)②雇用関係の各種助成制度の説明会の開催(9月以降)適宜政府、日商ほか応援8放射性物質に係るサイン証明の発給 日本製品を輸出する際に、輸出業者が放射能に汚染されていないことを宣誓する書類を商工会議所が信用補完する「サイン証明」を発給し貿易促進を支援する。4月1日より日商ものづくり9全国の支援会議所への訪問お礼(感謝状贈呈)と宮城仙台への再来訪の促し 会議所ネットワークによる義援金・支援物資への御礼とともに、被災並びに復興状況の正確な情報を伝えるなど、東北全体の復興へ向けて中心かつ先導的な役割を果たすため、キャラバン隊でブロック会議所を訪問する。9月以降随時各ブロック会議所訪問管理10震災、原発を克服するための講演会の開催 BCP(事業継続計画)策定ワークショップを2回(8月と9月)開催する。1回目に概要説明聴講し、夫々企業の事業継続計画を策定した後、2ヵ月後に持ち寄り助言を受ける。第1グループ ・ 8月24日 ・ 10月6日第2グループ ・ 9月27日 ・ 11月7日講師:あいおいニッセイ同和損保仙台支店ワークショップひとづくり11東日本大震災沿岸部被災地区商工会議所連絡会の設置による要望活動 宮城県商工会議所連合会の呼び掛けにより、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の15商工会議所による連絡会が7月21日に設立され、共通する諸課題に関する要望を実施しており、今後もこれらのネットワークを活用した各種情報交換や要望活動を展開する。8月以降も継続して要望政府、日商ほか陳情要望総務107

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