東日本大震災の記録と復興の一年の軌跡
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66(3)風評被害の払拭と地域活力増進に向けて目指すところ時期内容方法備考連携先・要望先 行政、種々の団体・企業において、東北・仙台の良さ、元気さ、安心・安全について、各々で的確な情報発信(特に原発に関連しては慎重かつ的確に)を行うよう強く要望していく。具体的には、①コンベンション、スポーツ・文化イベント、各種大会などが開催可能な状況、②都市インフラ(仙台空港、仙台駅、中心部商店街、拠点観光施設など)の健全性、③外国人への安心・安全情報などについて、「仙台市長などトップによる多言語発信」、「インターネットを活用した発信」など幅広い発信を要望する。 ①今回実現を見たような「六魂祭」(7月16、17日)など、一体感を醸成できる象徴的なイベントを実施することや、②仙台の主要な祭り(定禅寺ジャズフェス、よさこい、仙台クラシック、光のページェントなど)の開催呼びかけ、③観光庁などとも連携した、東北の夏祭りのネットワークによる一体感などで、東北の元気さを発信することを通じて誘客を図る。また、平成25年に開催を働きかけているデスティネーションキャンペーンへ向けた、地域PR事業の積極的な展開を要望していく。 「東北・宮城・仙台へようこそ」という積極的な発信を、①テレビ局などマスコミに要望するとともに、②支援隊、ボランティアへのお礼とあわせた再度の訪問依頼、③観光キャンペーンの実施などを要望していく。またインバウンド対策として、国際定期便・チャーター便運航に対する支援や国内の安全情報の発信、さらに海外のマスコミ、エージェント等の関係者の招聘などに取り組む。また被災地の産品や製品等の購入を促すとともに、被災地域への観光など奨励、推進する。目指すところ時期内容方法備考連携先・要望先 震災直後から店を開けることで、復興に貢献するなど、生活と地域コミュニテイを支えた安全・安心な商店街(小売店)の商業機能を一層高めるための施策を要望する(例えば、固定資産税の再投資、一時緊急避難の機能など)。 特に仙台の顔であり震災直後、街角掲示板やホームページ等で開店・買物情報を発信し、市民の安心感を高めた中心部商店街の、ハード面の補修・整備への支援にとどまらず、商店街の魅力アップ、賑わいの向上、競争力の拡充など、ソフト面でもさらなる整備・強化を図ることを通じて、仙台の元気力発信の源とするべく行政等の支援を要望する。 BUY東北運動の取り組みや地元産品のPR、商店街の活性化支援、販売促進支援などの取り組みを通じて、地元商品の販売促進を支援する。 若年層の流出防止など地域の復興ニーズを反映した復興支援緊急雇用創出事業の確実な実行、雇用調整助成金支給に伴う確認期間の短縮や対象範囲の拡大等、支給要件の緩和・拡充により被災地における雇用安定と失業者の雇用機会の確保を要望する。また地域の核となる企業、産業の再建支援および新産業の誘致による雇用機会の確保について要望する。 先ずは原子力発電事故の早期収束を要望する。この原発問題に端を発した電力不足は、企業活動に多大な影響を及ぼし、地域の競争力の低下と経済の停滞を招きかねないことから、原子力発電所の安全基準の新たなガイドラインのとりまとめを迅速に進めるよう要望するとともに、電力の安定供給に向けて電力会社による増電体制が万全となるよう要望する。 さらに再生可能なエネルギー政策も強力に推進し、様々な電源の特性を組み合わせたベストミックスの考え方に基づいた電力供給力の強化を要望する。仙台商工会議所の活動に関するデータ第4章震災で力を発揮した商店街、小売店への支援4地元産品の販売促進による消費拡大の推進5雇用機会の確保と雇用安定の推進6電力供給力強化と再生可能エネルギー政策の推進7東北・仙台のよさ、元気さ、安心、安全についての的確な情報の発信1東北・宮城、仙台へ「ようこそ」という発信、インバウンドの促進2復興の象徴となるイベントの開催37月以降も継続中心部商店街・仙台市要望総務7月以降も継続行政各取り組み組織要望支援ものづくり7月以降も継続行政企業への働きかけ要望7月以降も継続政府、日商、県選出国会議員ほか要望ものづくり・総務8月行政、団体、企業要望呼びかけ地域づくり8月行政、マスコミ要望呼びかけ地域づくり8月行政、各祭り要望呼びかけ地域づくり

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