東日本大震災の記録と復興の一年の軌跡
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はじめに 2011年3月11日、午後2時46分、私たちが暮らし、働くこの地に発生した東日本大震災により、たくさんの人が被災し、そしてかけがえのない多くの命が失われました。 仙台商工会議所では、地震発生直後から会員企業の被害状況の把握に努め、産業・市民活動の基礎となるインフラの早期復旧を求める要望や、復興に向けた指導を強力に行うなど、被災企業の継続・再建のためにあらゆる経営支援策を講じてまいりました。 そして、未曾有の被害をもたらした震災発生から一年が経過したいま、その活動を振り返り、記録することでひとつの区切りとしたい。さらには、この記録が皆さまのお役に立つことがあるのではないかと思い至り、このたび「東日本大震災の記録と復興の一年の軌跡」を発行することにいたしました。 これまで、日本商工会議所の取りまとめにより全国各地の商工会議所の皆さまから義援金をお寄せいただくとともに、遊休機械の提供、経営指導員の派遣、さらに日本商工会議所岡村会頭をはじめ多くの方々には被災地訪問による激励など、物心両面にわたる支援をしていただき、この場をお借りして深く感謝申し上げます。 復興までの道のりは遠くとも、皆さまと結んだ絆の強さを信じて、一歩ずつ、力強く、さらなる地域経済復興に力を注いでまいります。 引き続きのご支援と被災地の復興をお見守りいただきますようお願い申し上げます。仙台商工会議所 会頭 鎌 田 宏

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