東日本大震災の記録と復興の一年の軌跡
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仙台七夕まつりB-5仙台商工会議所の活動第3章 仙台七夕まつり協賛会(当所事務局)では、4月26日に開催した役員会において、「復興と鎮魂」をテーマに、仙台・宮城そして東北全体の復興を願うお祭りとして開催することを決定した。協賛会には日本国内をはじめ、世界各地より25,000枚の短冊や折り鶴が届けられ、それらを定禅寺通グリーンベルト内に飾り付け、多くの皆様にご覧頂いた。また、女性会による避難所での七夕飾り制作、被災地における七夕飾り講習会の開催やインターネット上からの願い事の募集、そして仙台市内の小中学生約8万人の思いを結集した手作りの七夕飾りが掲出されるなど、「星に願いを」という原点に立ち返った企画を多数実施した。3日間大きな天候の崩れもなく、震災の影響を考慮して予想した175万人を大きく上回る203万人の人出となった。開催期間 : 8月6日(土)・7日(日)・8日(月)主催 : 仙台七夕まつり協賛会(当所事務局)日本国内はもとより世界各地から寄せられた願い短冊約25,000枚や折り鶴等を定禅寺通グリーンベルト内に飾り付けた。また、鹿児島県姶良(あいら)市より寄贈された23メートルの孟宗竹2本や京都市から持ち込まれた円柱行灯を同敷地内に設置。仙台市内の小・中学校全児童生徒による折鶴約8万羽と教職員・保護者で作るくす玉・吹流しによる笹飾り。震災復興に向けた「絆」・「がんばろう」・「ありがとう」などのメッセージ入り飾りが市内各所で飾られた。福岡市からは博多どんたく隊が応援に駆けつけ、京都市からは門外不出の綾傘鉾が展示され祇園まつり囃子が披露された。36

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