東日本大震災の記録と復興の一年の軌跡
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商店街への開店要請と被災者向け買い物情報の提供 震災により物流機能が大打撃を受けた影響で、食料やガソリン等の物資不足が深刻化した。その中で、仙台市とともに市内各商店街に対し個店の開店を要請。これにより市民に安心感が広がった。また、仙台市中心部の9商店街による復興へ向けた取り組みとして、信頼できる店舗の営業情報を分かりやすく発信できるオフィシャルサイトを開設し、市民の皆さまに安心して買い物をしていただくことで、社会的混乱の沈静化に努めた。A-9インターネットを通じた被災企業の活動状況アピールA-10 インターネットの検索エンジンとして知られるGoogleが、当所の協力により被災地の企業を支援するための特設サイト「ビジネスファインダー」を無償で提供した。このサイトには震災から立ち直り始めている企業が、タイムリーに営業状況などをインターネットで発信できる機能があり、全世界に現在の状況を正確に伝えることが可能になった。地元お勧めのギフト商品やお取り寄せ商品のホームページでのPRA-11 物流機能の回復とともに大きな被害を免れた市民の生活が落ち着きを取り戻していくなかで、仙台市が仙台商工会議所や(財)仙台観光コンベンション協会と連携し、復興へと歩みだした仙台・宮城の姿を全国にアピールするとともに、地元お勧めのギフト商品、お取り寄せ商品を広くPRし、物産事業者の販売支援を行なった。開催期間は6月1日から平成24年3月31日まで。 (財)仙台観光コンベンション協会のホームページ内「ふーどの杜」に同キャンペーン用ページを作成し、全国の皆様が地元産品を利用しやすい環境を整備。当所ホームページにリンクを貼り、全国の商工会議所を通じて広く呼びかけを行った。購入していただく地元産品には、感謝の気持ちを込めたシールを貼付。また、被災地以外の方が地元産品をギフトとして利用する場合には「応援しています」バージョンのシールを貼付することにより、贈る方が被災地を支援していることを現せるような仕組みづくりを行った。「ありがとう 仙台・宮城~感謝を込めて~」キャンペーンの開催仙台商工会議所の活動第3章32
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