今こそ、東北へ!
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32 秋の田というその名の通り、頭をたれて金色に輝く稲穂のような竿灯。秋田の真夏を彩る竿燈まつりは、五穀豊穣の祭り。宵闇のなか、約一万個の提灯を揺らして250本余りの竿燈が通りを歩きます。日本でも随一の米どころ・秋田の歴史と文化を体現する祭りです。竿燈の原型ともいえる行事「ねぶり流し」にちなんで愛称がつけられたねぶり流し館では、竿燈をはじめ秋田に古くから伝わる行事や民俗芸能の展示や発表が楽しめます。また、旧秋田銀行本店として明治末期に建てられた洋風建築(国重要文化財)の赤れんが郷土館には、伝統工芸品や版画家・勝平得之の作品などを展示しており、秋田市出身で人間国宝の鍛金家・関谷四郎の記念室も併設しています。秋田市の中心であり市民の憩いの場であり、桜やつつじなどの花の名所である千秋公園には、新たな見どころ「エリアなかいち」が登場。商業施設、にぎわい交流館、イベント広場等が一体となった場所です。中の県立美術館では、藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」をはじめとする作品を展示しています。秋田粢(しとぎ)菓子/米を原材料とした秋田銘菓。しとぎ豆がき(写真)は、黒豆の入った餅をクリスピーに焼き上げたお菓子。❻千秋公園/秋田藩佐竹氏二十万石の城・久保田城跡。本丸の厳重な守りを固めていた表門。❺秋田新幹線「こまち」/秋田-東京間を最短3時間30分台で運行。❷道の駅 あきた港・ポートタワー・セリオン/無料展望室を持つ「セリオン」を中心としたターミナル施設。❹秋田かやき/郷土の鍋料理文化から生まれた、秋田市のご当地グルメ「秋田かやき」。❸赤れんが郷土館/国重要文化財の洋館に、秋田市の伝統工芸品、関谷四郎の作品などを展示している。❽あきた県産品プラザ/きりたんぽや稲庭うどん、伝統工芸品、地酒など多彩な品ぞろえの物産展示販売店。❼秋田の地酒/米どころ・秋田は日本酒王国。雪国の風土を活かした「寒仕込み」と伝統の技で美酒を醸造。❶エリアなかいち/文化施設と商業施設、住居を一体とした近代的再開発地域。県立美術館は世界的建築家・安藤忠雄氏の設計。1542783秋 田Akita-shi青 森岩 手宮 城秋 田山 形福 島イベント[秋田市]おいしい米、愛らしい「おばこ」。稲穂が揺れる田んぼの町。新たな躍動がまちに活気を呼ぶ先人たちの芸術とともに。6

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