東日本大震災の記録と復興の一年の軌跡
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遊休機械無償マッチング支援プロジェクト事業 東日本大震災の被害を受けた中小・小規模事業者の事業の立ち直りを支援するため、全国各地の商工会議所と連携を図り、製造工作機械の破損、潮水による制御不能等の理由で、事業復興、継続に支障をきたしている被災事業所に対し、遊休製造工作機械等を支援する「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト事業」を展開した。本プロジェクトの実施にあたり、仙台市との協力・連携協定を締結し、効果的な事業の推進を図った。D-1機械提供活動仙台商工会議所の活動第3章1. 目的○震災後直ちに行った会員事業所訪問で、製造工作機械が流されたうえ二重ローンを抱えるなど、将来の不安を抱え廃業に直面しているものづくり企業が多いことが判明。来る再開のきっかけにしてもらおうと、全国から支援に来ていた応援経営指導員に遊休機械の支援を要請し、いち早く対応していただいた名古屋商工会議所からの機械提供を実現したことをきっかけに、全国規模の事業として制度化を実現した。○被災地の商工会議所が事業再開を支援・指導する中で、立ち上がりのために製造工作機械を必要とする被災事業所のニーズを調査し、それを仙台商工会議所の震災対応相談員(機械の目利き)が詳細を把握し、日本商工会議所イントラネットにアップすることで、不必要な情報を排除でき、効果的なマッチングが可能となる。また、相談員のサポートにより、被災事業所における機械の高度利用、技術向上を図った。○全国の商工会議所が被災地のニーズをイントラネット上で把握し、会員事業所に支援を要請するとともに、提供の表明があった事業所を実訪確認することで、不必要な機械や稼働不能な機械が被災地に送られるミスマッチを防ぎながら、被災地支援を行うことができる。○日本商工会議所の働きかけが実り、今回のプロジェクトのスキームにより提供される遊休機械は広告宣伝費として税務上損金算入が可能となった。○提供先から支援先までの輸送コストについては、日本商工会議所が取りまとめ東北6県商工会議所連合会に送られた全国商工会議所からの義援金が充てられる。2. 事業の特徴3. 登録状況○要望1,564件に対し提供可能な機械の登録は3,188件(3月9日現在)要望機械釜石、宮古、大船渡、久慈、仙台、塩釜、石巻、気仙沼、相馬(9商工会議所)1,564件提供機械3,188件札幌、苫小牧、北上、山形、長井、仙台、小千谷、富山、高岡、白山、長野、ひたちなか、宇都宮、桐生、伊勢崎、太田、藤岡、川越、川口、さいたま、深谷、銚子、館山、東京、青梅、八王子、むさし府中、町田、横浜、横須賀、大和、秦野、甲府、静岡、浜松、沼津、三島、島田、名古屋、西尾、豊橋、豊田、春日井、福井、長浜、京都、大阪、東大阪、豊中、神戸、姫路、相生、豊岡、高砂、龍野、児島、広島、徳山、小野田、下関、徳島、高松、四国中央、北九州、直方、大分、熊本、鹿児島(68商工会議所)40

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